【人文社会大学との交流】
ホーチミン人文社会大学日本語学部の学生の皆さんとの文化交流会を開催しました。MISは習字や折り紙の体験会を企画し、人文大の学生の皆さんにはベトナムの伝統的な遊びである「Ô ăn quan(オーアンークアン)」や「Banh đũa(ボールと箸)」の体験会を企画していただきました。どちらの体験会も大盛況で、お互いの文化を知るいい機会となりました。MISからは現在取り組んでいる技能実習制度の問題に関するプレゼンテーションも行いました。ベトナムの大学生の技能実習制度に対する認識を確認するとともに、ベトナムや日本で起こっている問題についてより理解を深めてもらうことができました。
【日本語学校つばさ】
ファンラン市に位置する日本語学校つばさを訪問した際には、生徒の皆さんとの交流を行いました。生徒の皆さんが日本の文化に触れたり、日本語を実際に使ったりする機会を作ることができ、有意義な時間を過ごすことができました。また、学び舎つばさ様のご厚意により、村でのホームステイを行うことができました。ファンランの日系企業で働く方々やフクニョン村の皆さんから村についての様々なお話を聞くことができ、大変勉強になりました。
【在越日系企業】
NPO法人学び舎つばさの責任者の方に繋げていただき、ファンラン市における建築会社の日系企業5社ほど視察に向かいました。優秀な従業員が揃っており、高度な技術を使ったお仕事をされていたことにはもちろん、会社での使用言語が日本語だったことに驚きました。日本現地の企業と連携している以上、効率的かつ正確に意思疎通を図るためにはやはり日本語の運用は欠かせないようで、毎年社員を日本へ派遣して日本語の研修を行っているそうです。
【UIH】
こちらはホーチミンに位置する、ベトナム人技能実習生の送り出し機関です。技能実習制度に関するお話や、私たちベトナムチームが技能実習生についてプロジェクトを組み立てていくにあたってのアドバイスをいただきました。社長さんの夫婦二人はどちらも親切で人当たりがよく、普段では聞けないような裏話や起業に関するご意見もしていただきました。この繋がりを私たちは日本に帰ったあとでも大切にし、提携先としてより関係性を深めていきたいと思いました。
【最後に】
今回は天候の原因で往路の飛行機が欠航になり、予定より一日遅れての渡航になって、不安を抱えたスタートでした。しかし、有り難いことに現地で会った人全員に優しくしていただき、最終日までメンバー全員元気で安全に過ごすことができました。本当によかったです。今回は何かプロジェクトを実行するというより、プロジェクト構築に向けた情報収集をするのが渡航の目的でしたが、日本に持ち帰って議論したいような発見が多々ありました。また、今回は新規メンバーの13期が全員渡航に参加できたので、これからの活動のモチベーションに繋がることと信じています。今後は夏渡航で学んだことを元に、プロジェクト完成に向けてまたメンバー全員で動いていきます!