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タイ・ミャンマー国境チーム

チーム概要

私たちAパートは、「タイへのミャンマー避難民は、教育を受けることはできてもタイへの在留資格がないこと等を理由に進学・就職に困難を抱えている」という現実に注目し、タイ国内での移民・難民の若者に対する教育後の状況を改善するには何ができるかを日々模索しております。

今年度は、タイへ渡航しての現地視察や、視察後にはオンラインでの支援、さらに定期的な渡航を通して長期的・継続的なプロジェクトの実現を目指しています。

2024年度は16名(12期: 5名、13期 :15名)で活動していきます!

活動地域〜タイ・ミャンマー国境地帯ってどこ?〜

私たちが活動している都市「メソト」はタイの首都バンコクからバスで約8時間、ミャンマーとの国境に接しています。メソトはタイの管轄内ではありますが、その人口はほとんど隣国ミャンマーからの移民で構成されています。その移民の大半は、ミャンマーでの政情不安や少数民族の対立で避難してきた方で構成されていて、文化もミャンマー文化が浸透しています。

解決すべき課題〜「ミャンマー避難民」の教育の現状とは?〜

日本から遠く離れたミャンマー国境地帯。そこで生活する避難民の子どもたちはどのような教育を受け、どのような生活をしているのか、日本にいる私たちからだと想像が難しいかもしれません。私たちは彼らの現状を日本で広め、「難民教育支援」の重要性を発信していくとともに、渡航を通して現場に赴いて交流活動をしていきます。

ミャンマー避難民の生徒は、

①法的ステータスの不安定性:パスポートやビザなどのIDがなく、法的ステータスが不安定な避難民にとっては、政情不安の母国ミャンマーに帰国することはおろか、メソトを出て教育を受ける機会が限られています。そのため、情報を得づらい、学習モチベーションを担保しづらいなどといった生徒への精神的ダメージもあります。

②経済的限界:避難民学校の多くはNGOなどから出資を受けていますが、先生の給与や教材の確保、施設の拡充に充てる費用が限られています。

③認定されない教育:避難民学校の教育プログラムはタイをはじめ海外の大学に進学するために特別なプログラムを設けていますが、多くは政府からの認定を受けていません。

プロジェクト概要〜私たちが起こすアクションとは?〜

このようなミャンマー避難民の子供達に対して、日本にいる大学生の私たちができることは何か?私たちは以下のようなプロジェクトを通して、少しでも支援の力になれるアクションを起こしています。

①現地渡航プロジェクト

現地渡航を通して学生と交流して、日本文化体験や芸術制作など生徒と一緒に楽しめる企画とともに生徒のニーズのヒアリングや情報格差など課題にアプローチする企画をおこなってきました。

今年度は「日本の質の高い教育をいかに現地に届け、インパクトを残せるか」という課題を設定し渡航プロジェクトを設計しています!

過去の渡航報告はこちら⇩

2023年度春渡航報告(タイ・ミャンマー国境地帯チーム)

タイ・ミャンマー国境チーム 渡航報告

昨年度春渡航の様子

②日本での社会発信活動

ミャンマー避難民や難民支援について日本社会、とりわけ若者の間で関心をもつ人が増えるように、芸術などを通じて社会発信活動をしています。

日本は先進国と比較すると難民支援の制度整備が遅れ、国民の関心も少ない課題だといえるでしょう。ただし、少子化やグローバリゼーションが進む現在、目をより国外に向けて多様な人々を受け入れ、共生し必要な支援をしていく活動が日本にも求められてきています。

1つの団体であるMISとしてではなく、「日本社会」として難民支援に向き合えるように社会発信を行なっております。

2023年度活動まとめ

活動報告書はこちらから

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